TOP    Q&A    管理職・人事労務担当者の方へ

Q&A


ワークライフバランスを推進すると、毎日早く帰ることが正しいと理解して仕事の内容がおろそかになる社員や、残業や休日出勤などは絶対にしないと言い出す社員が出てくるかもしれず、とても心配だ。

 ワークライフバランス施策を充実させたところ、あれもこれもと支援を主張する『権利主張型社員』が出てくることもあります。そうなると、制度を利用していない社員に権利主張型社員のしわ寄せがいくため、周囲に不協和音を生じさせてしまうケースがあります。
 権利主張をするだけの勘違い社員には、権利と義務は表裏一体であり、やるべきことをきちんとやらないといけない、と指導する必要があります。そういうタイプには釘をさすことも必要です。支援ばかりを求めるのではなく、周囲に感謝する姿勢も大切です。
 職場風土には管理職の姿勢が大きく影響します。育児など制約を抱えながら働く人が「仕事面での貢献度が下がる」と決めつけるのは間違いで、周囲が適切な支援をすれば本人も頑張って貢献しようとします。時間制約ができると総生産性は下がるかもしれませんが、時間当たりの生産性はむしろ上がる人が多いのです。
 しかも、制約は永遠に続くわけではないので、いったん生産性が高まった人がいずれまた長く働ける時が来ます。そこに期待して投資をすればハイリターンとして返ってくる、という考え方が重要です。
 あらゆる社員を排除することなく、組織の活性化に繫げるように工夫することが大切です。小さな積み重ねだけが、組織風土の醸成という大事業を仕上げる唯一の道なのです。

地元企業で働く労働者からのアドバイス


回答:渥美 由喜氏 (株)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長

ワークライフバランスを実践するにあたっての課題や悩みなど、
ご意見・ご質問をお寄せ下さい。

ご意見・ご質問はこちら
このページのトップへ