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Q&A


社としてワークライフバランスに取り組みたいが、経営者が「ワークライフバランスは従業員への福利厚生でありコストがかかる」と理解しておりなかなか取組みが進まない。どうやって経営者を説得したらよいのか。

 経営戦略として行う攻めのワークライフバランスと、リスク回避にあたる守りのワークライフバランスがあります。
 グローバル時代において、他社との差別化を図り、企業競争力を高めるためには、多様な人材が持つ能力や多様な視点を積極的・戦略的に活かすことでイノベーションが生まれやすい土壌=職場風土となります。これが攻めのワークライフバランスです。
 また、リスク回避、コンプライアンスの観点からもワークライフバランスは非常に重要です。私が保有する企業データを調べると、不祥事を起こした企業は同業他社と比べて長時間労働、女性の管理職割合が低いという特徴があります。長時間労働の職場では、どうしても業界の論理、会社の論理だけですべてのことを判断しやすくなり、いつしか一般的な倫理基準から逸脱してしまうケースがあります。
 ワークライフバランスに取り組むと、ワークを客観的に見つめるライフ(生活者、消費者の視点)でチェック機能が働くケースがあります。不祥事の予防には、「ためらい」を持てるかどうかが大切です。消費者としての健全な感覚や「常識」が抑止力となります。
 このように、攻めと守りの両面から説明すると理解が得やすいかもしれませんね。

地元企業で働く労働者からのアドバイス


回答:渥美 由喜氏 (株)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長

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