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当社の仕事は特殊で、業務の見直しや効率化といったものが馴染まないと思う。当社のクライアントは遅くまで働く企業や官公庁が多く、クライアントの要望に合わせないと仕事がなくなる。また、自分ではどうにもならない急な依頼も多く、残業が減らせない。

 このようにおっしゃる現場は少なくありません。例えば、病院や介護施設など、対人サービスに従事していて、真面目で責任感が強い現場の責任者は「何よりも患者や顧客を優先すべきであり、業務の効率化は馴染まない」とおっしゃいます。そういう方々は大抵、業務の見直しをしたり、効率化を図ることで、業務の質が下がるのではないかという不安を感じているようです。
 しかし、人口減少社会では、放っておいたら一人あたりの業務量はますます増えるばかりです。むしろ業務の質を下げないために、あらゆる業種で業務の見直しや効率化は不可欠です。
 最近では、例えば、看護業界では全国的な業界団体が率先して、ワークライフバランスに取組んでおり、成果を上げる医療機関が増えています。看護師の方々が患者に直接ふれあう時間の割合は平均で35%だそうですが、書類の作成・整理や会議・打ち合わせといったような間接業務の見直しをしたり、効率化を図ることで、患者に直接ふれあう時間の割合を増やすことが期待できます。
 また、多くの現場で「残業は自分のせいではない。他律的な要因だから減らせない」とおっしゃいます。残念ですが、人のせいにしている限りは絶対ワークライフバランスできません。人の行動は変えられないけれど、自分の行動は変えられる、職場は変えられる、あるいは他の人についても、自分の受けとめ方は変えられる、こういう風に考えて欲しいですね。

地元企業で働く労働者からのアドバイス

 これは個人ではなかなか取組みにくい問題ですよね。うちでは、社員の健康面での問題が生じることを考慮し、総務が中心となって会社全体の問題として取り組んでいます。クライアントからのオーダーは重要ですが、18時以降は代表電話を切ることにしていますし、クライアントにも会社のスタンスを地道にPRすることで理解を促しています。(建設コンサルタント)


回答:渥美 由喜氏 (株)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長

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