感染症情報<第2351号>
今週の感染症の流行状況
(2023年12月18日~2023年12月24日)
◆定点把握対象疾患(週単位)の患者発生状況
■注目の感染症
【新型コロナウイルス(COVID-19)】・健康推進課のホームページにて、直近5週間の患者報告数等の情報を公表しています。
【インフルエンザ】
・県全体の定点あたり患者報告数は22.69人となり、前週の32.50人より減少しました。保健所管内別では、能登中部が30.50人、石川中央が26.00人、金沢市が25.71人と多くなっています。
【咽頭結膜熱】
・県全体の定点あたり患者報告数は4.21人となり、前週の5.10人より減少しました。保健所管内別では、能登中部が6.25人、南加賀が4.83人、能登北部が4.50人と多くなっています。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
・県全体の定点あたり患者報告数は6.03人となり、前週の6.14人より減少しました。保健所管内別では、能登中部が10.75人、能登北部が10.00人と多くなっています。
【流行性角結膜炎】
・県全体の定点あたり患者報告数は3.14人となり、前週の3.57人より減少しました。保健所管内別では、石川中央が8.00人と多くなっています。
■注目情報
インフルエンザの流行が拡大しています。(警報発令中)
インフルエンザを予防するために、以下について注意しましょう。
- 予防接種が有効です。
- 外出後には、流水と石けんによる手洗いをしましょう。
- 室内では加湿器などを使用し、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
- バランスのとれた栄養を十分な休養をとりましょう。
- 流行時はできるだけ、人ごみや繁華街への外出を控えましょう。
今後、さらなる流行の拡大や、新型コロナウイルス感染症との同時流行にも注意が必要です。こまめな手洗いや咳エチケット等、感染拡大防止対策の徹底をお願いします。
咽頭結膜炎が流行しています(警報発令中)
石川県感染症発生動向調査における咽頭結膜熱患者の定点医療機関(小児科29医療機関)あたりの報告数が、令和5年第47週(11月20日~11月26日)で、4.79人、第48週(11月27日~12月3日)で、6.00人となり、警報の基準値(定点あたり3人)を2週連続で上回りました。
咽頭結膜熱の大きな流行が発生又は継続しつつあることが疑われるため、「咽頭結膜熱警報」を発令しました。
▼石川県感染症情報センター