感染症情報<第2302号>
今週の感染症の流行状況
(2023年1月9日~2023年1月15日)
◆定点把握対象疾患(週単位)の患者発生状況
■注目の感染症
- インフルエンザ(PDF:101KB)
- 2023年第2週の疾患別保健所別報告数及び週推移表(PDF:1,999KB)
県全体の定点あたり患者報告数は7.10人となり、前週の定点あたり患者報告数4.27人より増加しました。保健所管内別では、金沢市が8.69人、石川中央が9.30人、能登中部が8.43人と多くなっています。
■インフルエンザが流行シーズンに入りました(令和5年1月5日発表)
令和4年第52週(12月26日~1月1日)において、県内のインフルエンザの定点医療機関あたりの患者報告数が、1.31人となり、流行開始の目安としている1.00人を上回ったことから、流行シーズンに入りました。3年ぶりの流行シーズン入りとなり、今後本格的なインフルエンザの流行が懸念されるため、注意が必要です。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる感染症です。普通のかぜの多くはのどの痛み、咳、鼻汁などの症状が中心で全身症状が現れることはあまりありませんが、インフルエンザは38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行がはじまると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。
■新型コロナウイルス感染症について
【情報提供】
▼石川県感染症情報センター