感染症情報<第2132号>
今週の感染症の流行状況
(2021年8月9日~2021年8月15日)
◆定点把握対象疾患(週単位)の患者発生状況
■注目の感染症
- RSウイルス感染症(PDF:107KB)
県全体での定点あたり患者報告数は3.34人となりました。保健所管内別では能登中部が16.50人と多く、次いで南加賀2.00人、石川中央が1.33人、能登北部1.00人、金沢市0.80人の順となっています。
患者報告数は減少傾向にありますが、例年に比べて多い状況が続いています。
■疾患別患者発生状況
◆蚊を媒介した感染症に注意しましょう(令和3年6月21日)
デング熱やジカ熱、チクングニア熱は、ウイルスをもった蚊を媒介して感染します。
これから夏場にかけて蚊が発生しやすくなりますので、蚊に刺されないように注意しましょう。
予防などについては、蚊媒介感染症についてをご覧ください。
◆マダニによる感染症に注意しましょう(令和3年6月21日)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱、つつが虫病などは、ウイルスをもったマダニに咬まれて感染します。
マダニは、春から秋にかけて活動が活発になりますので、マダニに咬まれないように注意しましょう。
予防などについては、ダニ媒介感染症についてをご覧ください。
◆腸管出血性大腸菌感染症(O157等)にご注意ください(令和3年6月10日)
腸管出血性大腸菌感染症は、毎年、夏から初秋にかけて患者の報告が増加します。
食事前や排便後の丁寧な手洗い、食品の十分な加熱が予防につながります。
詳しくは、腸管出血性大腸菌感染症についてをご覧ください。
◆RSウイルス感染症にご注意ください(令和3年6月2日)
石川県感染症発生動向調査におけるRSウイルス感染症の定点医療機関あたりの報告数が増加してきています。
RSウイルス感染症は、ウイルス感染症で、特別な治療法なく、対症療法のみとなります。
感染予防策としては、マスクの着用や手洗い、手指のアルコール消毒をしっかり行うことが大切です。
詳しくは、RSウイルス感染症についてをご覧ください。
【情報提供】
▼石川県感染症情報センター(PC・スマホ)