感染症情報<第2007号>
(2020年2月10日~2020年2月16日)
注目の感染症
- インフルエンザ(PDF:103KB)
県全体での定点あたり患者報告数は12.15人となり、前週の定点あたり患者報告数9.08人より増加しました。保健所管内別では、石川中央が19.40人、金沢市が16.31人と多くなっています。 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(PDF:107KB)
県全体での定点あたり患者報告数は8.24人となり、前週の定点あたり患者報告数10.52人より減少しました。保健所管内別では、能登中部が17.25人と多くなっています。
◆新型コロナウイルス感染症について(令和2年2月18日)
県民のみなさまにおかれては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、お一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。特に持病がある方、ご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けるなど、より一層注意してください。
次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
- 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※高齢者や基礎疾患等のある方は、上記の状態が2日程度続く場合
センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
多くの方が集まるイベントや行事等に参加される場合も、お一人お一人が咳エチケットや頻繁な手洗いなどの実施を心がけていただくとともに、イベントや行事等を主催する側においても、会場の入り口にアルコール消毒液を設置するなど、可能な範囲での対応を検討いただきますようお願いいたします。
詳しくは、新型コロナウイルス感染症についてをご覧ください。
◆【警報発令】A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が流行しています(令和2年2月5日)
石川県感染症発生動向調査におけるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者の定点医療機関あたりの報告数が、2週連続で警報基準値(定点医療機関あたり8人)を超えたため、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報を発令しました。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群溶血性レンサ球菌により引き起こされる感染症で、発熱と全身倦怠感、咽頭痛を特徴とします。
感染拡大防止のため、手洗いの励行と咳エチケットの徹底をお願いします。
また、発熱や咽頭痛などの症状がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
◆風しんにご注意ください。(令和2年1月14日)
風しんは、一昨年から大都市圏を中心に全国的に届出数が増加しています。県内でも患者が発生していますので、ご注意ください。
【県民のみなさまへ】
- 発熱や発しん等の症状から風しんが疑われる場合は、必ず事前に医療機関に連絡のうえ、速やかに受診してください。
- 受診の際は、マスクを着用し、公共交通機関等の利用を避けてください。
【妊婦や妊娠の可能性のある方へ】
- 風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんにかかると、出生児に白内障、先天性心疾患、難聴等の症状(先天性風しん症候群)が生じることがあります。
- 妊娠初期の方は、なるべく人混みに出かけるのを避けましょう。
- 妊娠を希望する女性の配偶者、同居者等は、風しんの抗体検査や予防接種を受けることをお勧めします。
詳しくは、風しんについてをご覧ください。
相談は、最寄りの保健所にご相談ください。
【情報提供】▼石川県感染症情報センター(PC・スマホ)
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/kansen/index.html