子どもと親のためのコミュニティ広場

宮田 布美
我が子たちへ
宮田 布美(32) 石川県小松市

 結婚して丸三年、私たちもようやく子どもを授かりました。男の子かな?女の子かな? と思っていたら、双子の男女!私たちは早速名前を考え始めました。画数を調べて自分た ちの好きな漢字にしてみたり、時に夫婦で話が揉めたりもしました。そんな時、私の母が 「女は子どもを産む事ができるけど、男は子どもを産めないから、子どもたちに最初の最高 のプレゼントとして、お父さんが名前をつけたらどう?」と言いました。なるほど、納得 しました。そして、夫はますます頭をひねって名前を考えました。
 夫は以前からマラソンや自転車に乗って走り、時々タイムを競うレースに出場していま す。今年も毎年出ている全日本鉄人レースの日がやってきました。「走りながら名前を考え てくるよ」と晴天の中、夫は清々しい顔でスタートしました。山に向かって走って行く選 手の方々の姿は素晴らしいものです。これから山を登り、坂を下り、清流の横を走って自 然を満喫してくるのです。最初の8キロメートルのマラソンが終わり、夫が小松ドームに 戻ってきました。私は沿道でお腹をポンポンと叩き「がんばれ!」とお腹の子どもたちと 一緒に夫に声援を送りました。次は66キロメートルの自転車です。夫は意気揚々と自転 車に乗り走り出して行きました。それが終わると、疲れた様子でしたが、再び20キロメ ートルのマラソンへ。その後、ようやくゴールしました。
 そして、夫はすぐ「走りながら、緑がきれいで感動して涙が出た。この緑がいつまでも 残る事を願える子になるように、女の子は緑を希むと書いて緑希(みき) 、男の子は、鉄人レースのようにどんな目標にでも向かっていけるように鉄人(てつひと) ってどうかな」と言いました。なん て素敵な名前でしょう。私たちにとって、子どもへの夢や希望が全部詰まっているような 名前です。もうすぐ、私たちの緑希と鉄人が大きな夢を持って誕生します。私たちも楽し みに待っています。


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