子どもと親のためのコミュニティ広場

炭田 真幸
お日様がいっぱい
炭田 真幸(36) 大阪府堺市

 目が覚めると、いつも傍に辞書がありました。このような日が続いています。
 夢の中では、いつもお日様が出てきました。

 娘が生まれる。そう聞いた日から、ずっと名前を考え続けました。
 いつも笑顔の絶えない、明るい娘になってほしい。私の頭の中には、お日様のイメージ がありました。だから娘には、お日様にちなんだ名前をつけようと思いました。

 長男の時はすぐに思いつきましたが、今回はとても悩みました。
 いろいろ考えた末、「千晶」に決めました。1000(千)× 3(晶)=3000個。これ だけたくさんのお日様があると、自分だけでなく、周りの人も明るく、そしてあたたかく 包み込むことができるでしょう。

 娘は、予定より一ケ月半ほど早く生まれました。未熟児のため、二週間ほど保育器の中で育ち ました。
 指はマッチ棒よりも細く、体力もほとんどないので、自分でおっぱいを吸うこともでき ません。妻はミルクを飲ませました。しかし娘はすぐに疲れ、飲むことをやめます。眠ろ うとする娘を必死に起こし、何とかミルクを飲ませる日が続きました。

 その後もハラハラさせられることが、たくさんありました。
 でもすくすくと成長し、今では「千晶」と呼ぶと、「パパ」といって微笑みながら膝の上 に座ってくれます。

 目が覚めると、いつも傍に娘の顔があります。毎朝「パパ」という声を聞き、娘の笑顔 を見て、さわやかな一日が始まるのです。


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