子どもと親のためのコミュニティ広場
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いつもいっしょに
黒岩恵美子(36) 兵庫県姫路市
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初めて自分に子どもが生まれて来ると知った時、子どもには申し分けないのだが、うれ
しいと思う余裕はなかった。突然の事で、何だか実感出来ない上にひどいつわりで苦しん
だ。食事はおろか、飲水しても嘔吐し八キロも体重が落ちた。つわりが何ケ月も続き、心
につらいことがあったのも手伝って笑うこともほとんどなくなった。こんなにつらい時か
ら解放される時は来るのか、と思った。
だんだんと子どもは私のおなかの中で成長し、今度は大きなおなかが少々つらくなった
頃、生まれて来る子どもに、幸せだと思える人生を送って欲しい、そんな願いのこもった
名前をつけたいと思った。何冊も本を読み、それでも
”これ“と思う字がなかった。一生使わなければならない名前。そう思うと簡単には決められなかった。
ある本を呼んでいた時”咲“という字には笑うという意味がある、と書いてあった。「こ
れだ」と思った。笑顔から幸せは生まれると思った。
”千咲“たくさんの笑顔で幸せが生ま
れますようにと名付けた。
次の子どもが生まれる時もとても考えた。上の子どもが
”咲く“とすれば次は動物に関する名前にしようと思った。馬は生まれて早くに自分の足で立ち走り出す。
そして優しい瞳。
”駿也“
優しく力強い人になって欲しいと付けた。競馬から名付けましたか、とよく聞
かれた。思いつきもしなかったのだが……。
三番目の子どもの時、姉兄につながる名前、でも、あからさまに分かるのではなくさり
げなく。地球に生きる植物や動物に大切なものを考えた。太陽はいつも私達に降りそそい
でくれるから、元気で明るく生きられる。
”陽斗“
太陽のように温かく、星のように心のな
ごむ人であってほしい。そして姉弟三人仲良くと思い名付けた。
広い地球にたった三人の姉弟。毎日、けんかもするけれど、仲良く大きく成長し続けて
いる。
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