子どもと親のためのコミュニティ広場
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佳作 |
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1 5 年目の奇跡
矢部 昌子(43) 石川県金沢市
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あなたが誕生したのは、結婚15年目の春です。すぐに授かるものだと思っていたのに
なかなか妊娠せずママは、病院へ行き検査を受けました。この時は、これといった異常も
なく安心していました。しかしそれから2年過ぎても妊娠せず再び病院へ行くと卵管の通
りが悪いと指摘をされ長い間様々な治療を受けました。辛かったけれどどうしてもこの手
で我が子を抱きたいという一心でパパと一緒に頑張りました。
人生は、色々な事が起こるものでその間にパパは、二度大きな病気をしました。二度目
の時は、命を賭ける手術をしなければならず転勤で福井から金沢に来てまだ一年もたたな
い頃だったのでとても心細くパパのいない部屋が急に広く感じました。そして何故私達に
は子どもがいないのかと思うと淋しくて、悲しくて、ひとり声を上げて泣きました。それ
から手術の成功とパパが元気になってくれる事だけを祈ると同時に不妊治療に終止符を打
ちました。長時間に渡る手術が成功しパパも回復して退院時の説明を受けた時主治医の先
生から子どもの事を聞かれました。病後のパパの体の事を考えて不妊治療を諦めるという
私達に同じ境遇にあった自分の体験を話されて背中を押して下さったので新しい病院で再
び治療を受ける事にしました。それからまもなくしてあなたを授かりました。ママは、40歳での初産でした。実は治療の目標は40歳迄と決めていたので途中で諦めなくて本当
に良かった。無事元気に生まれてきてくれて、ありがとう。
「愛実」と書いて「めぐみ」と読みます。沢山の人に支えられ望まれてやっと授かりま
した。私達の願いが叶いそして実りました。そんな思いを込めてパパが付けた名前です。
愛実がもう少し大人になったら治療で授かった大切な命だと話したいと思います。
そして今、不妊治療を頑張っている皆さん全てに赤ちゃんが授かりますように切に願
っています。
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